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膝関節診断支援(KOACAD)は、従来評価が難しいとされていた膝関節診断を デジタルX線写真(レントゲン写真)より自動分析し信頼された評価を行う ための診断支援システムです。
特許申請中(2006-279562)の画像処理技術でデジタルX線写真 (レントゲン写真)から、診断に必要な情報のみを抽出し測定しています。
膝関節診断促進ソフト KOACAD

Q1.本ソフトを考案されたきっかけについてお聞かせ下さい。

 岡先生:変形性関節症(osteoarthritis; OA)は高齢者の要支援・要介護原因疾患の第1 位・第3位
       を占めており、その予防法・治療法の開発は、高齢者の健康寿命の延伸と、全国民の
       健康向上に大きく寄与することは間違いありません。
       それにも拘わらず、OA の研究は国内・国外を通じて、他の生活習慣病に比べても
       明らかに遅れています。
       これは、OA診断の定量評価法(骨粗鬆症における骨密度測定)が存在していないことに
       起因するものと考えています。
       このため、膝X線画像の定量評価を行い客観的な重症度指標を確立することを目的に
       本ソフトウエアを考案致しました。


Q2.本ソフトはどのような学会に発表されましたか?

 岡先生:日本整形外科学会、日本骨代謝学会、OAの唯一の国際学会であるOARSI
       (Osteoarthritis Research Society International)など


Q3.学会でどのような評価を頂いていますか?

 岡先生:日本骨代謝学会にて平成19年度研究奨励賞を受賞するなど学術的にも評価をうけると
       ともに、演題を聞かれた多数の大学や医療機関の先生方にX線の解析依頼を受ける等
       ご好評いただいております。


Q4.本ソフトを導入する事による考えられるメリットについてお聞かせ下さい。

 岡先生:従来のX線読影においては評価者内および評価者間評価にばらつきが大きいことが問題
       となっていましたが、本ソフトの利用により同一のX線画像読影結果は一定となります。
       本ソフトを大規模臨床統合データベースROAD(Research on OsteoarthritisAgainst
        Disability)に登録された3000名に適用し、X線画像と臨床症状についての関連の解析
       が進行しており、この計測値を利用した診断基準も近い将来に提供できるものと
       考えています。


Q5.KOACADの将来の展望についてお聞かせ下さい。

 岡先生:本ソフトの利用して、データを蓄積することによりOAの客観的な重症度指標を確立し、
       新たな治療法や予防法の効果判定に利用できるものと考えております。

インタビューありがとうございました。